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受け止めきれない。

地震から3週間。今日で3月が終わり。
3月の頭には、仙台にいた。あの日からもう3週間?
少し気持ちの整理をしたくなり、日記に残します。

***

震災から1週間は、生きた心地がしませんでした。
心はふわふわどこかへ飛んだまま、家族を、友人を探し回り
見つけては泣き、連絡がとれずまた泣き、それを繰り返しながら
毎日が過ぎるのをどこか遠くから見送っていた気持ちです。

3月11日。
午後、母へ娘の写真をメールしようとしていた時でした。
母からのメールを着信。

タイトル:地震
本文:大変

これだけのメールでしたが、背筋を戦慄が走りました。
急いで電話をかけても通じません。携帯も家電もだめ。
テレビをつけてパソコンを起動した私の目に飛び込んできたのは

 震度7

巨大地震の発生を告げる文字でした。
仙台に住む姉は?妹は?友達は???
電話はどちらもビジーで、「混雑しています」と機械のアナウンスが
告げるのを1秒も聞くことなくかけなおしていたら…

テレビが、おかしなものを写しました。
海から這い上がってくる…波。
松林を乗り越え、見慣れた名取の町を飲み込む黒い黒い、波。

「うそだ」

そう呟きながら急いで名取の友達にメールを打ちました。

「津波!!逃げて!!!」

それだけ打つと、あとは何もできなくなりました…
動転して泣き崩れる自分を、2歳の娘が「だいじょうぶ」と頭を
なでながらいっているのがわかりました…
私は彼女を抱きしめて泣き続けました。

 うそだこんなのうそだ 夢を見てる?
 ほんとじゃない
 うそだうそだうそだ

何度も繰り返しても、黒い波は止まらず町を田畑を飲み込んでいく。
軽々と道路を超え、畔で一度立ち止まり渦を巻く。
そしてそれも飲み込んでいく…

泣きながら、目は映像から離れられませんでした。
うそだとつぶやきながら、目の前の現実を受け止めようとしました。

でもそれは無理でした。
見知った景色、ついこの間通った道、入ったお店、笑顔の人たち…
それが全部ぜんぶ、海に飲み込まれてしまうなんて…
 
多分、今でも。気持ちは否定しています。「これは嘘だ」って。
どんなに映像を見ても、友達が撮った写真を見てさえ、
「うそだ」って言いたい自分がいます。

そして自分が「仙台にいなかった意味」を自問自答しました。
当初は「家族と一緒にいたかった」と感じました。
大阪の自宅に娘とふたりでいることが、どれほど心細かったか。
このタイミングで夫は海外でしたし…。

しかし、家族となんとか連絡がつき、数日が過ぎる頃に気づきました。
「自分がここにいるから、できることがあるんだ」と。
電話がなかなか通じない状態の家族をつなぐ事もできる。
物流さえ戻れば、物資を送る事もできる。
一緒にいないから、あちらに子供の心配をさせずに済む。

きっと、理由があったんだ…と、少し納得できました。

でもまだ真正面から受け入れることができていません。
それだけはわかっているのですが…
今はどうしようもない。気持ちだから、どうしようもないです。
時間が過ぎていくのを待つしかない…です。

幸いにも私の家族は難を逃れました。
避難所ではないですが、自宅ではない場所で合宿のような避難生活中。
戻れるのはもうちょっと先になりそうです。

それだけに、また実感が薄れていってしまうのかもしれない。
でもこれを、忘れてはいけない。
もちろん、忘れることなどできない。

33年前の地震を、私は覚えています。
大きな地鳴がして、家の中にいた私と妹は家を飛び出した。
お隣の奥さんが、自分の赤ちゃんと一緒に私たち姉妹を守ってくれた。
落ちてくる瓦、震える地面、大きな音の中にいたことを憶えています。

でも、今回の地震は実感をしていません。
追体験のように、見ている自分。だから忘れちゃいけない、と感じます。

そして日が経つうちに、残念な報せもほんの少し入ってきましたが…
その時点では…気持ちに蓋をしてしまいました。
そうしないと、目の前の自分がやりたいことをできなかったから。
現地の為に奔走する自分を止めるものを見たくなかったから。

昨日今日あたりから、それが溢れそうになっていたのに気づき
蓋を開けて、また泣きました…
泣いたけど…少し、つっかえが落ちた気はします。

それでもまだ、現地の写真を見ると「うそだ」って言う自分がいます。
心の中でだけ…否定しています。
これが「ほんとなんだな」って、気持ちに落ち着くのは何年後かな。
でも、終わらない事はないのも知っているから…

今は目の前の事を、また頑張ろう。
自分がやれることを、頑張ろう。
今受け止めきれなくても、きっといつかは大丈夫な自分になれる。
それを信じて、やっていきます。

家族がいることに、感謝して。
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